冬の朝焼けは私にすごく冷たくて/太陽さえに無視されている気がした/こんなにもマイナス思考になってしまうのはきっと真冬の寒さのせい/君に無視される夢を見た/夢の中で私が君の大切なものを壊したから/それはどう考えても夢の中の私が悪い/次に会ったら謝ろう君に/誰も居ない朝の寒い通りを見ていると君が通りそうな気がした/それはきっとまだ夢うつつなせい/君が私の事など気にかけているはずもないのに/どうせ君は疲れたとか言ってぐっすり眠っている/どうせ君の夢の中には私はいない/私の夢の中では無視とかひどい事をするくせに/こんなにも卑屈になる私は醜い/足の先が冷たい/吐く息が白くて自分が凍ってしまいそう/氷の彫刻のように私が凍ってしまったらまたキレイだと言ってくれるかな/雪でも降ってくれて真っ白に街を変えてくれたら/私は汚れも醜さも全て忘れてまっすぐに涙を流すことが出来るのに/でもほら/やっぱり太陽はいじわる/冬の朝は鳥すら鳴かない/泣いているのは私だけの気がした/ごめん嘘/私は泣いてなんかいない/君の好きそうな女々しい女を気取ってみただけ/冬の朝はあの頼りない音楽が連想できる程白い/君に会う前にあと10回君のことを大嫌いと言ってまた眠ろう/また変な夢を見ないように頼りない音楽も忘れた/もう少しで君が起きる時間じゃないかな/今度は私が君を無視する夢を見よう/ね/ |