所詮たった一度の短い人生だ
苦痛も虚しさも刹那さも全て一度で済むのだろう
風が吹き草木が揺れる間に私の肉体も序々に朽ちていくのだ
そして鳥たちが鳴き歌い終わる頃には私の魂も消えて行くのだ
所詮私の一生なんて刹那のような儚いもの
私は何にこんなに頭を悩ませる必要があるのだ
貴方様も路の途中ですれ違った一人の人に過ぎないのだ
私が狂おしい程貴方様に恋焦がれるのも恐らく一瞬の泡沫
我が身が消えればこの想いも自然と消えて行くだろう
なのにどうしてこんなにも悲しむ必要があるのだろうか
何時かは消えて行くものなのだ私もこの思いも貴方様も
涙を止めることよりも欲を満たすことの方が容易いのだ
沈む夕日も明日になれば呑気に昨日と同じ顔を見せるのだ
一体いつまでもこんなにくだらない動作を繰り返すのだ
これ程にまで忌々しい事があろうか
太陽は一体どれだけの人の哀しみをその目に焼き付ければ
自分も何時か朽ちて行く定めなのだと悟ることが出来る
私は一体どれだけ涙を流せばこの煩悩から開放されるのか
体も魂も朽ち始めていると言うのに
私は何時になっても何も悟ることのできない馬鹿な動物のままだ
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