愛情は口移しのキャンディーと同じ発色 ぐちゃぐちゃにかき混ぜてお顔を見せて？ ネオンに閉じた瞳に映るは鎖に繋がれ牙を向ける今夜の獣 私を突き立てる鏡の中の機械仕掛けの貴方の笑顔 頭をよぎる甘い音色はジャズと貴方の口説き台詞 かき消すクラッシュ音は私の捨て台詞 「お前なんか死んじまえ」 早く鍵差し込んでネジ巻いて貴方の手で動かして 私が切ったギターの弦だとか私が踏ん付けた眼鏡だとか 私が好きなジャズだとか私が大嫌いなあの煙草だとか そんなの今は無意味なの判るでしょう何が欲しいか 熱を持つ欲と酸素不足の愛情と私と貴方と ここがそんなに気になりますか 目線をもっと上げて私の目はそんな下には付いてない 今は貴方の睫毛しか見えやしない あのレコードも傷と湿気のため再生不可能 いい加減そちらに腕回してもいいでしょうか 口の中が大嫌いなあの煙草で満たされて